他人の目にカメラを取り付けて24時間の映像を撮って、それを24時間かけて観た場合それはある程度面白いような気はする。
けど退屈な私の人生と同じようなものの気もする。早送りしたくて苛立つような気もする。
例えばパティシエが主役の映画やドラマは数あるが、メレンゲを泡立てるシーンはおそらく3秒ほどだろう。だが実際は数分は掛かるかと思う。そんな場面をフルで流したりしない。退屈だから。
パソコンに打ち込む文字も電車に揺られる時間も洗濯物を干す時間もほとんどはそんな時間で、そんな時間の方がよっぽど多いのだ。
そんな時間を僕らはどう生きればいいのだろう。まぁそんな時間を楽しめたらいいのだけど、映画にならないような時間を愛せない人達がこの世界にはきっと沢山いて、それが贅沢な悩みであれ悩みは悩みなのだ。
情熱大陸出たい。
