万物に片想い!!(byいわしー)

役者でプログラマーでなまけもののブログ

最近の本とか音楽とかのはなし

おはこんばんちは!

 

そうめん食べたい、チクボンです。

 

ありがたいことに3連休でした。

祝日休めるのは当たり前じゃないんだぞ!

 

昨日は朝の4時まで『蜜蜂と遠雷』を読むという贅沢をしました。

ぐうぉーーー!面白い!

 

www.gentosha.co.jp

3年毎に開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。

100人近いコンテスタントの中、

第一次予選、第二次予選、第三次予選を抜け、本選に残れるのは6人。

音楽は人間性、思想、人生を乗せ、才能と才能がぶつかり合う。

それぞれの境遇の中、同じようにピアノに向き合う。

「蜜蜂王子」こと風間塵。経歴書に音楽的な教育は皆無の少年。ただし亡くなったばかりの世界的ピアノの大家、ホフマンの推薦状あり。彼の存在と演奏はコンテストに波乱を巻き起こす。彼はギフトか劇薬か。

音大出身だが現在は楽器店勤務の妻子持ちサラリーマン、高島明石。この歳でコンテストなんて無謀だとわかっている。だが、音楽は音楽家だけのものではない。生活者の音楽があるはずだ。いや、そんな御託はいい。私にできる音楽をしよう。

消えた天才少女、栄伝亜夜。「二十歳過ぎればただの人」そう本人は言うが、彼女の奏でる旋律は格が違う。ステージに背を向けたあの日を知っている人は大勢いる。その前で再び演奏するとき、音楽の神はまだ私と遊んでくれるだろうか。

マサル・カルロス・レヴィ・アナトール。彼が現れれば誰もが「特別な人」と思う。ステージが一瞬で華やぐ「王子様」。しかし、本当にすごいのはピアノに対する真摯な姿勢。音楽を深く理解しようとする思慮深さ。鍵盤を撫でるようにして弾き始めた時、誰もがその音に恋をする。

 

的な。おもしろそうでそ。笑

 

第一次予選が終わったとこまで読んだんだけど、もう才能にビリビリですよ。

 

栄伝亜夜がどストライクすぎ!さっぱりちゃん!

今のところ亜夜の演奏のとこが一番好きかな。観客の反応が。

"見よ。今、舞台の上にいるのは音楽を生業とすることを生まれながらに定められたプロフェッショナルなのだ。"

"際立って成熟している。無邪気な子供たちのあいだに老成した大人が紛れ込んでいるような。「本格的な」音楽。"

"深い。独創的だ。ベートーヴェンソナタには、ところどころ興味深い解釈もある。彼女はもう確固とした自分の音楽を持っている。音楽に、侵しがたい気高さがある。"

 

高島明石さんもいい。サラリーマンピアニストだよ。パパさんピアニストだよ。泣けるよ。実際には可能なのだろうか。作中でも完全な不利の中でやっている設定で、その上天才ではないけど、やはり周りとは一味違う演奏をするという役回り。応援したくなる。

  

あと好きなシーンは

「マーくん?マーくんなの?本当に?」(中略)

「そうだよ、マサルだよ、アーちゃん。アーちゃんに貰ったト音記号のカバン、今も持ってるよ」

「うそっ」

 

ウヒャっっ!マサルかわいすぎる!

いや〜男に対して可愛いとか言うのはきもちわるいと思うんですけどね。

本当に思ってるからもう変態ってことでいいですよ。

 

読み進めるのが楽しみです。

 

そしてすごく遅れたのですが、BUMP OF CHICKENの『記念撮影』が公開されましたね。

なんだろう、ほんとうに落ち着く。


BUMP OF CHICKEN「記念撮影」

この映像は実は片目で見ると立体的に見えて、それがカメラのファインダーを覗いてるみたいってはなし。コメント欄に書いてあって「マジかよ!」と思ってやってみたら本当だった。みんなも試してね。

 

前までBUMPが好きっていうと「あ〜天体観測いいよね〜」みたいな感じだったけど、最近はちょっと違ってきた気がする。

それはBUMPが以前まで排他的な誇りを持っていたのが、少しずつ外に向いたからだと思う。思春期的な音楽で、BUMP自身も、そのファンも、大事なものは僕たちだけの秘密だというような不思議な一体感があって、それゆえに外からは見えにくくて、わかって欲しいようでわかって欲しくなくて、わかる人だけがわかればよくて、自分はわかっているという優越感を持っている人もいたと思う。

しかしいつからかBUMPは、ファンにとって複雑なことをするようになった。

いままで自分たちが「やらない!」と言っていたことをどんどんやり始めたから。

「ライブはお茶の間でせんべいかじりながらみるもんじゃねーんだよ!」と言って出していなかったライブDVDを出し、

「ベストアルバムを出すときは解散するときだと思います」と言っていたのにベストアルバムを出し、

Mステに出演し、紅白に出演した。初のスタジアムライブや初の武道館ライブなど初めてのことが続いた。楽曲も「ray」や「虹を待つ人」などからがらりとポップになった。「ray」では初音ミクとのコラボもした。「Hello,World!」も映画寄生獣の主題歌の「パレード」「コロニー」もいい曲ではあるが、いままでの曲より聴く回数はたかが知れていると思った。その後出したアルバム「Butterflies」は驚くほど聴かなかった。

かつてBUMPに抱いていた、部屋で一人でいる自分を知っていてくれるという安心感はどこへ行ったのか。BUMPは終わったのかもしれない。そう思ったのは自分だけではないと思う。

 その後「アリア」がドラマ「仰げば尊し」の主題歌となり、「GO」がグラブルのCMソングとなり、「リボン」がギャラクシーのCMソングとなった。

YouTubeで「リボン」を聴いた。いい曲だった。コメント欄は驚くほど荒れていなかった。高評価に対して低評価はあまりにも少なかった。

ああ、藤原さんの優しい声。これはcosmonautのあたりの曲を思い出す。そうあの頃、少し人気が下がった。あの時はあの時で変わった時で、思春期が終わったような感じがあったから。私も初めて聴いた時はピンとこなくて、「歌詞に力入れすぎて曲としてどうなんだろう?」と思った。けど何回か聴いているうちに内向きだった視点が外に向いただけでむしろ今までよりBUMPらしい、優しさが明確になった曲で愛しいものばかりだとわかった。けどやっぱり今までのBUMPファンは少し離れ、新しいファンもつくわけではなかった。その時、BUMPの曲が内から外に向いたと同時にBUMPは変わったのかもしれない。

そして今、やっと本当に優しい曲がちゃんと届いている。昔のようにファンは保守的でなく、ファンでない人は否定的でなく、受け入れられている。部屋で一人でいる自分を見てくれるのではなく、一緒に手を引いてドアの外へ連れ出してくれるような、そんな存在になった。

藤原さんはすごい。ブログもツイッターもしないからインタビューくらいしか考えてることがわからないし、歌詞以外の文章はほとんど書かないし、ソロ活動もしないから、本当にBUMPの曲を聴くことでしかなにをしようとしているのかわからない。すごい人だとは思われなくていい。どうか曲をそばに置いてほしいというようなそんなくらいのスタンス。この人はすごい。

 

ごめんね自分の好きなことばっか書いちゃって。

他人の好きなものには驚くほど興味が湧かないものだよね。

ごめんよ。

 

ごめんあともう一人、このお方。

DAOKOさん!

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の主題歌に米津玄師さんと一緒に歌うことに!アンド挿入歌も担当するとのこと!


「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」予告3

 

映画では作詞も作曲も一切してないけど、神撃のバハムートのエンディングで作詞作曲の曲を出してんだけど、これがとてもよい!


【神撃のバハムート VIRGIN SOUL】ノンクレジットED<第2クール>

 

この子はすごい背伸びしてるのを感じてしまう。まだまだ自分をどう見せようかで精一杯。だけどこの表現欲とバトルしていこうとする覚悟はすごく応援したい。行動する人には誰もかなわないと思う。

 

今日はこんなところで。

 

そうそう、先週の記事にコメントを下さった方がいたようなんだけど、どうしても表示されないけど消してしまわれたのか...?

私も4日間気づかなかったのだけど、反省してChromeに通知機能つけたからさ〜、スマホにアプリも入れといたからさ〜、次からは絶対気づくからさ〜、コメントしてくだたい!

 

ではっ!

 

ばいちゃ