万物に片想い!!(byチクボン)

プログラマーのIT関係ない個人的なブログ

きのこ帝国のはなし

おはこんばんちは!

 

チクボンです。

 

このあいさつ久しぶりですね(笑)。

 

最近短い投稿ばっかりですね。長いのとどっちがいいですかね…?

短くても極力毎日投稿しようと思っていますが、ツイッターみたいになってますね…(^ ^;

 

きょうは久々に、長めに書きます。

私の好きなバンドのきのこ帝国が活動休止になりました。

https://kinokoteikoku.com/news/4334/

 

ベースのシゲさんがご実家のお寺の後を継ぐ為、無期限の活動休止とのことです。

しょうがないし、そういう決断をしたことは尊敬するし頑張って欲しいです。

元々メンバーが在籍していた立正大学は仏教の大学ですし、なんか理由もまっすぐできのこ帝国らしいなと思いました。

ただ…もうきのこ帝国の新曲が聞けなくと思うと悲しいです。

 

私が初めて聴いたきのこ帝国の曲は『クロノスタシス』でした。

そういう意味では古参ではないのですが、5年前ほどでしょうか。

私は19歳。会社の昼休み。先輩が目の前でうつっ伏して寝ている。

部長は散歩に行っている。三人だけの部署で私は高卒二年目なのに全然仕事に慣れなかった。

昼休みは事務所の蛍光灯を落としていて、窓の外がやけに明るく感じて

ツイッターアジカンのゴッチがきのこ帝国いいねって言ってて

イヤホンを取り出してスマホに差して、聴いた。

そしたら、お洒落でさ。ゆらゆら帝国みたいな感じを想像してたけど全然違う。

クロノスタシスって知ってる?

知らない。と君が言う。

時計の針が止まって見える現象のことだよ。』

そんな歌詞がジャジーな曲に乗っかってる。不思議。

落ち着いた曲なのに何度聴いても新鮮で、

他の曲もこんな感じなのかなって聴いてみたのが『東京』。

あっ、好き。

職場の竹ノ塚から自宅のあった東日暮里へ自転車に乗った帰り道、

西新井のTSUTAYAによってCDを全部借りた。この人達、紙ジャケばっかり。

家に帰って愛用のiPod nanoに入れて、その日からは毎日聴いた。

いつだって自転車に乗りながら。

夜鷹。

海と花束。

ユーリカ。

国道スロープ。

The SEA。

退屈しのぎ。

 

そしてアルバム『フェイクワールドワンダーランド』が発売された。

買ったのは11月。母校の高校の文化祭の帰り、

友達とアキバのヨドバシに入ってるタワレコに行ったら売ってて、

私が「かっちゃおっかな…。」って言ったら、

友達が「かっちゃえば。」って言ったから買った。

特典のB5サイズのクリファイルももらった。

東京。

クロノスタシス

You outside my window。

あるゆえ。

ラストデイ。

 

その冬はずっと聴いていた。ラストデイって大晦日って事なんだね。

『温かい缶コーヒー

買って君に握らせた

温かいと笑って

君は僕の手を握った』

 

ボーカルの佐藤は本当に好き。クロノスタシスから聴いたから遡る形になっちゃったけど、昔の曲とか動画とか見るたびにかっこいいって思った。

佐藤はかつて15歳の時にホリプロの美少女コンテストで優勝して女優になった。

マイボスマイヒーローとかにも出ていたらしい。

けどそんな彼女が大学に入ってバンドを組んで、

髪をバッサリ切って男みたいな格好で

幽霊みたいな声でネガティブな歌を歌って

ギターを軋ませた。


2011.07.12 きのこ帝国 @ 新宿Motion Pt.1

 

性別を恨んで、人間を恨んで、でも何か、何かあるってもがいてるような、

そんな佐藤がとにかくロックでかっこいいと思った。

 

だけど私がきのこ帝国を知った頃は彼女達はもう代わり初めていた。

幸せの歌を歌ってもいんじゃないかって少し思えた、

それがフェイクワールドワンダーランドだったんだと思う。

 

私はその冬、会社を辞めた。

私はそれまで精神を病んでて、それがやっと回復した時、冷静に考えて辞めるべきだと思った。

4月から新しい業界に飛び込んで自分のバンドとアルバイトと仕事とWebデザインの講座に通った。今思えばどうかしてたと思う。けど何かしないとって思った。

 

きのこ帝国はその年の4月29日に『桜が咲く前に』でメジャーデビューした。

爽やかな、当たり障りのないきのこ帝国を正直受けいられなかった。

 

私はIT業界でプログラム全然関係ない仕事をしながらプログラムの勉強をしていた。訳の分からない呪文みたいにしか思えなくて頭が痛くなった。

そして自分のバンドが解散するしかない状況になった。バンドは私の青春だった。

バラバラになるバンドをどうにかラストライブはしようよって言って引き寄せて、それに向けて準備した。

大事なものが色々あって、結局求められた期間内にプログラムの勉強が終わらず、常駐先を退場になった。

 

そして11月にアルバム『猫とアレルギー』。

佐藤は名称を佐藤千亜妃に改名した。

楽曲もどんどんポップになって、歌詞も前向きになった。

幸せになってしまった。そして女になってしまった。

そう思った。

ライブには行ったけど、昔の曲ばっかり聴いていた。

 

翌年3月に私のバンドは解散した。

解散ライブはできて良かったけど、片付いてしまった感じもした。

私は新しい常駐作でサポートデスクの仕事。正直一番仕事ができた。

できたけどプログラムではない仕事で成果を出しているのがなんだかモヤモヤした。

 

11月にアルバム『愛のゆくへ』が発売された。

やっぱりありきたりな歌詞、穏やかな曲。

けど、あぁこの人のありきたりは全然違うんだなって思った。

クライベイビーの歌詞、

『だから泣かないで笑って見せて

ずっと君の味方だから

10年後も、100年後も、

ずっとずっと君のそばに』

歌詞はなんの混じり気もなくて、そして不幸を歌っていた彼女が歌ってるんだ。

そんな言葉を彼女が歌っている事がとても嬉しく思った。

佐藤千亜妃が歌う、きのこ帝国を応援しようと思った。

 

翌年5月私はサポートデスクの仕事をやめてプログラムの仕事をさせて欲しいと会社にお願いし半ば強引に職場を変えてもらった。

それから2年経つが今もその職場にいる。

プログラムはだいぶかけるようになった。

 

今でもきのこ帝国の曲をよく聴くし、

今後も聴き続ける。

過不足ないその音楽を

澄み渡ったその歌詞を

ずっと聴き続けると思う。

きのこ帝国は不幸から幸福へ大きく変革したバンドだ。

それは私に大きな影響を与えた。

 

人生に、生きる事にまっすぐな彼らを尊敬し、応援しています。

  

そしてシゲさん!私はベーシストでしたが、シゲさんのベースが大好きでした。

『足首』のベースを聴いた時に、ルート弾きってこんなにかっこいいんだ!って思いました。ゆっくりなのに伴奏ルート弾きだけってヤバい。

音数が少ないのに入るべきとこに気持ちよく入る、憧れのベーシストでした。

見た目もいかにもベーシストって感じでかっこ良かったです(笑)。

 

ああ本当に悲しいけど、きのこ帝国の曲は永久不滅。

この先も大事に聴いていきたいと思います。

 

ありがとうございました。

 

いじょ。

 

チクボンでした。