2018-08-10 詩 *遠く、確かに* *** 高校の窓からは建設中のスカイツリーが見えた。 それが一ミリ一ミリと大きくなる間、 私は様々な出会いをし、悩み、くだらない無駄話をした。 スーツをきた私は今、 取引先のビルの窓から、スカイツリーを見つけた。 ここからも見えるんだ。 あの麓に私の青春がある。 戻らぬ日々と、これからの日々とその長さ。 だけど、 あの場所とこの場所は繋がっている。 大丈夫。 あの日と今日は繋がっている。 ***