万物に片想い!!(byいわしー)

役者でプログラマーでなまけもののブログ

「永遠のにわか」の話

おはこんばんちは

チクボンです。

 

久しぶりにテーマありの話

 

好きという割にとは言わないで…

という話。

 

好きっていうのは恋愛ももちろんそうなんだけど、

「うはっ!好きだわ〜」って思う全てにね。

 

考えてみれば自分は「これが好きだ!」って

発信しまくっている事が多い。

仏像とか短歌とか絵とか音楽とか写真とか自転車とか

金属とか伝統工芸とか小説とか他にも色々。

だから詳しいのかと思って質問されると

実は何もわかんない。

本当に好きなのかな?って思う時もある。

好きだったらもっと知りたいって思うでしょって。

そりゃ知りたいって思ってるさ。

けど好きという気持ちには敵わないなぁ〜というか。

じゃあどのくらい知れば好きと言えるの?っていうか。

 

たとえば、自分はBUMP OF CHICKENが好きで、

「BUMP好き!」って昔からめっちゃ言ってるんだけど、

それ聞いた友達に「俺カルマ好きなんだよね〜」って言われて

「カルマ?」って感じで曲しらなかったの。

友達絶句よね。カルマ知らないんだもん。

その頃はぶっちゃけ3曲くらいしかしらなかったと思う。

『K』がどのアルバムにはいっているのか聞かれても答えられなかった。

今ではBUMPについてだいぶ知ってきたけど、

それでもBUMP好きな人にシングルの隠しトラックの話されてもわからなくて。

 

仏像なんて本当好きすぎて一人で奈良に2週間一人旅してたけど、

正直仏像の話されても全然わかんないからね。

まじ萌え〜って感じってことしかわからない。

 

キャラ作りとかサブカル気取りなのかな?と思ったことは幾度もある。

本当は好きなんじゃなくて好きな自分が好き!みたいな。

けど本当にそうかな〜?

 

自分は前にバンドを組んでいて、

本当にバンドが好きだった。

担当のベースも好きだった。

正直ベースが一番かっこいいと思う。

の割に全く上達しなかった。

 

好きじゃないのかな〜っていつも思う。

けどベースきいてるとドキドキする。

自分で弾いててもたまんねー!って時がある。

 

思えば最初に演奏が好きだって思ったのは

小学校の金管コルネットを吹いていた時、

なんかみんな小学生のくせに上手くって、

自分も吹いてるのに周りの演奏に惚れて

うわ〜たまんね〜贅沢すぎるだろって。

この低音の人たちと、メロディーラインの人たちと

打楽器の人たちの音が上手く重なって

やばすぎないこれ。ってなって。

ちなみに自分はかなりド下手だったけど、

みんなの演奏をぶちこわしたくないという気持ちだけで吹いてた気がする。

 

自分は能力という能力がなにもない。

悲しいくらい。そして根気もない。

悲しいくらい。

 

けどね、確信があるんだよ。

「好きだ!」っていう。理由なき。

 

たぶん誰でも「好き」という気持ちが最初にあるのだと思う。

好きな理由は好きであることを証明するために作り出しているに過ぎないのだと思う。

 

そして技術とか知識とかはその上の話で、

好きだったらそれが必ず結びつくわけではない。

 

技術とか知識だけの観点でいけば

自分にそれがないのはわかってる。

スポーツも勉強もできない。

それをごまかす器用さもない。

 

だったらもうその点は頑張るしかないね。

あとは技術とか知識がある人を尊敬して、

ちょっと手を貸してもらうか。

 

自分の好きなものが分かるのは自分だけ。

「他の人の方が上手いし〜」とか

「他の人よりあんましらないし〜」とか言ってる場合じゃない。

自分の気持ちは自分にしか分かんないんだから、

他人と比べることじゃないと思う。

自分がテレパスで、他人が本当に自分より好きだってわかるわけじゃあるまいし。

本当に好きだ!って自分が思ってるなら大声でいえばいい。

自分が言わなかったら、自分の代わりに行ってくれる人なんていない。

片思い上等だろ。好きな気持ちが本当なら。

 

◆◆◆

と言ってもへこむよね。

好きなだけじゃどうしようもないってのも。

好きな気持ちがないのに技術とか知識がある人はいるしさ。

ラッキーな人もいるしさ。

まぁそこはどうせクズ人間の人生だと思って割り切るしかないよね。

 

人生色々。ってね。

 

永遠のにわか、チクボンがお送りしました。

 

ばいちゃ。